Garmin HealthとISGlobalのコラボでACTIVID研究始まる

都市のロックダウンが緩和され始めているか、厳しい規制が引き続き行われているかにかかわらず、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が今年の私たちの生活に大きな影響を与えたことは間違いありません。スペインでは3月14日から政府のガイドラインに沿った処置がとられ、市民は医療や買い物以外は自宅にいるように要請されました。それによって市民の活動量は劇的に下がり、身体だけでなくメンタルにも影響が出たのではないか?まさにそれをThe Barcelona Institute for Global Health (ISGlobal)Garmin Healthとのコラボで、スペインに住む成人における政府のCOVID-19に対する措置の影響の調査を通し解明しようとしています。

ACTIVID研究とは?

科学的研究と知識を用い、世界中の健康に関する課題に取り組むISGlobalは、ACTIVID研究を立ち上げました。この研究の参加者は、COVID-19のパンデミックが始まる前に経験した症状を、パンデミック真っただ中と現在の症状と比較をします。この調査は3セクションに分かれており、調査開始時のオンラインアンケート、毎月のオンラインモニタリングアンケート、そしてvívoactive® 3 GPSスマートウォッチやその他のアクティビティモニターなどのGarminウェアラブルから取得するアクティビティデータがあります。

ISGlobalの研究チームは、Garmin Health APIとの統合によりプラットフォームから得た終日のヘルスとアクティビティデータを集計します。この調査では、活動時間、毎日の歩数、睡眠パターン、心拍数などのデータを集めることができるため、パンデミック前、パンデミック中、そしてその後の市民の健康状態を詳細に把握することができます。Garminウェアラブルは、疾病の診断や治療での使用を意図して設計されてはいませんが、これらのデータは洞察と傾向を示すことができます。これらの情報は、ユーザーが自宅でより健康的なライフスタイルを実現するために活用できるだけでなく、今年の予期せぬ生活変化の影響について貴重な洞察を得ることにつながります。このような困難な時代の人々の健康状態をより深く考えることで、最終的にポジティブな変化につながり、早い回復を後押しすることができます。

Garminイベリア・マネージングダイレクターのSalvador Alcoverは、「活動時間などGarminウェアラブルで得られるデータは、COVID-19危機の影響による傾向や行動を特定することに役立ち、新しい健康的な傾向の確立に貢献できると信じています。」と話します。

確実に前へ進む

アクティブな生活を継続することが難しいという状況は、身体とメンタルの健康にとって課題となります。研究によると、身体活動はストレスを軽減するのに大いに役立ち、気分やウェルビーイングにプラスの影響を与えます。Garminウェアラブルは新たなアプローチで運動を促進し、ISGlobalはACTIVID研究を通して、人々の健康とより健康な将来のために何ができるかをより深く理解するためデータを集めることができます。