Garmin Health API活用事例:豪大学で膝の健康に関する研究がスタート

豪・メルボルンのLa Trobe大学にあるLa Trobe sport and exercise research centreは、手術歴の有無に関わらずランニングが与える膝関節への影響を調査するTRAILランニング研究を進めています。ランニングが膝関節に与える負担は大きく膝関節痛の原因となることも多いですが、本当にランニングが原因なのでしょうか?この研究は、Garminデバイスでトラッキングしたヘルスとアクティビティデータを活用し、ランニングのバイオメカニクス、負荷(頻度、スピード、時間)、そして筋力と膝関節の健康の関係性を2年間にわたり調査します。

膝関節の健康状態の調査

La Trobe大学sport and exercise medical research centreの協力を得て、この研究では膝におけるランニングのリスクと効果、そして膝手術歴のあるランナーの変形性膝関節症を発症する経緯を調べます。Health API を利用しFusion Smartabase Athlete Management Systemへ自動的にデータを同期することで、研究者は2年間の期間中、信頼性と正確性の高いデータを収集し、新しいデータや過去に取得したデータの分析をすることが可能になります。参加する多くのランナーは自身の普段から使用しているデバイスを利用し、残りの参加ランナーには研究者よりGarmin デバイスが提供されます。Garminウェアラブルを利用する研究者たちは、Garmin Health API を活用し独自のプラットフォームに統合することにより、トレーニング負荷やバイオメカニクスデータなどを研究の開始時から正確なデータを集めることができると話します。

現状の被検者(研究参加ランナー)の詳細;

調査期間中、被検者はアンケートに回答すると同時に、Garminデバイスでランニングの詳細(距離、時間、ペース、心拍数)を記録します。豪・ビクトリア州に在住する被検者は、研究の開始時と終了時に以下の項目の評価のためにMRIを受けます。

Garminで走る

個人の利用では、Garminウェアラブルでパフォーマンス、リカバリー、ウェルビーイングについて様々な項目によって計測、評価、そして改善していくことができます。また、連携できるアプリの利用も可能です。TRAIL研究のようなスポーツ医学や医療研究では、Garmin Health ecosystemが同様のさらに大規模なデータの取得を可能にし、手術後のリカバリープログラム、トップスポーツチームのトレーニングプランなど様々な場面で活用することもできます。

Garminウェアラブルを利用した研究は、こちらでご覧になれます。