新型コロナウイルス感染症がパンデミックを起こす中、デジタルヘルスソリューションがもたらす診察への助け舟
*これは海外の事例紹介です。日本では実施していません。
何年にも渡る新しい技術と、ALMA.careとGarmin Healthのような企業同士の連動のおかげで、身体的にも精神的にも健康管理のリモート化が実現可能になっている。ウェアラブル端末を使い一定基準内で経過・反応を見ることで、医師が遠隔で患者を診断することができるのだ。また同技術を用いて、コロナウイルス感染症のスクリーニングができるような開発も現在進んでいる。
先見的なリスクマネジメント
ALMA.careはベルギーに本社を構える2016年に設立されたデジタルヘルスカンパニーで、AIを活用して、健康評価や持病の早期症状の発見・抑制を行っている。 ALMA. CareはAIとトラッキング技術を活かし、消費者に問題が起きる前に処理ができるよう注意喚起を行うとともに、取るべき行動を教えてくれる。
処置をする手法に対し、個人単位で先見的(Proactive)にリスクマネジメントを行う動きは、多くの利点をもたらす。リモート診断により、健康のリスクを最小化、あるいは完全に回避することができるので、患者の身体的な負担ともなりうる、個人の不要な医療機関の利用を減らすことができる。これは社会全体においても、医療機関や医者が回避できうる治療や診察を避けられるので、医療機関への利用者を減らし、全体のコスト削減や他の患者へのスぺ―ス確保につながるのだ。
ガーミンヘルスとALMA. care
ALMA. Careのプログラムは、自律神経系の状態を反映する重要な基準として、リアルタイムに計測した心拍情報の変動を計算に用いている。ガーミンヘルスコンパニオンSDKにより、ALMA 24/7アプリが直接ガーミンデバイスで取得したヘルスメトリックス(健康の基準となるデータ)を受信できるので、ALMA. Careが消費者と医療従事者、双方に適切な診断結果を提供することができる。このような完成されたデータにより、アクションが必要なタイミングにいつでもスマートアラートが発信され、健康に問題があることをより早期に発見、抑制することができる。
現在の危機的な状況下では、社会的に情弱性の高い方々の外出を減らすこと、および陽性反応のある患者のコロナウイルスの拡散を避ける意味でも、不要不急の外出を避けることが今まで以上に大切である。つまり、このパンデミックに対しリモートで診察できることが世界的にもより大切になっている。
ALMA.creのCEO兼創設者であるクリス・シエナ―ト氏はこう言う。「今日、私たちは次の技術の調整を進めており、そして、新型コロナウイルス感染症に対しても活動を進めております。新型コロナウイルス感染症の患者データに基づいた、すべてのスマートフォンを新型コロナウイルス感染症のスクリーニングツールに変更できる新しいモデルを研究・開発しています。あなたの指先で健康を証明できるのです。」
クリス・シエナ―ト氏はこう続ける。「感染する可能性の無い、完璧に抑制できる慢性疾患を持つ人は、新型コロナウイルス感染症に対してより脆弱です。つまり、この危機期間中及びその後でさえ、人々がこのような慢性疾患を避けること、または治療することを助けることはとても重要です。」
新しい新型コロナウイルス感染症のスクリーニングツールと、人々が肉体的にも精神的にも健康的な状況をコントロールできうる力を得ること、この双方がまさにALMA.careが意図していることである。
*Garminウェアラブルは、自己診断又は医師への相談をはじめとする医学的な使用を意図するものではなく、疾病の治療、診断、予防を目的とした医療機器でもありません。