ガーミンのスマートウォッチが居眠り運転の予測に貢献
心拍変動データから居眠り運転を予測する眠気防止ソリューション
世界では、毎年30万件以上の居眠り運転による衝突事故が発生していると言われています。CORE for Tech™は、ドライバーの安全、ウェルビーイングを高めることを目的に、Garmin®ウォッチのデータと交通状況、天候、道路の種類などの情報を組み合わせて、運転中の眠気を予測する眠気防止ソリューションです。
心拍変動データに基づくリアルタイムアラート
CORE for Techは、特許取得のソフトウェアと20年以上にわたる公的医療研究により、眠気や疲労の生理的兆候を測定し、これからの運転を考慮して、アプリを通じてドライバーに選択肢をアドバイスするものです。ユーザーの心拍変動が分析され、眠気スコアが算出されます。これを交通状況、道路の種類、天候、時間帯などの運転条件と組み合わせることで、CORE for Techは眠気のレベルを予測し、ユーザーの計画的な旅を支援することができます。
Garminスマートウォッチに記録される必須健康指標
CORE for Techアルゴリズムが使用する生理データは、Garmin社のスマートウォッチに記録され、Garmin Health APIを介して連携されています。連続的な心拍変動情報は、HRVインデックスに変換され、その後眠気インデックスに変換されます。Garminスマートウォッチは、睡眠、Body Battery、ストレスレベル、呼吸数などほかの健康指標も計測可能です。このようなデータ(睡眠など)はすでにドライバーの旅行計画に貢献していますが、将来的には他の要素も分析し、旅行中にどのように運転能力を向上させることができるかについてなど、さらなる洞察を提供する予定です。
CORE for TechのCEOであるNicolas Vera氏は、「Garmin社のブランド力、PPG技術の信頼性、Firstbeat Analytics™のアルゴリズムの信頼性を高く評価し、今回の企画での採用につながりました。」と述べています。
安全運転の未来
ドライバーの意識を高め、より安全な運転をすることで満足感も与えるCORE for Techは、眠気や疲労が原因で起こる交通事故の件数や重大度を減らすことを目的としています。まずヨーロッパで開始し(現在、英語とフランス語に対応、今後スペイン語、イタリア語、ドイツ語に対応予定)、米国およびグローバルに展開する予定で、そのミッションに沿ってGarminのハードウェア機能を活用し、コラボレーションを続けていきます。
*Garminデバイスは、自己診断又は医師への相談をはじめとする医学的な使用を意図するものではなく、疾病の治療、診断、予防を目的とした医療機器ではありません。