【レポート&メッセージ】2020年世界的なパンデミック禍でGarminユーザーが選んだアクティビティとは
COVID-19の猛威は、見る見るうちに人々の身体活動を制限してきました。そして、Garminユーザーはアクティビティを続けるために、安全で画期的な方法を見つけました。
2020年は、様々なことが起こった1年でした。すでに過ぎたことだと思いたいところですが、現実はCOIVD-19の猛威だけでなく、その結果として人類の行動の無数の変化について、今後数十年に渡って研究していくことになるでしょう。しかし、世界中の何百万人ものフィットネス愛好家が、ヘルスとフィットネス活動をトラッキング、分析、共有するツールであるGarmin Connect™を通し、人々の行動に関して洞察を得ることができます。
今年はボクシングのようにタオルを投げ入れるのは簡単だったでしょう。ジムが閉鎖され、学校もバーチャル授業になり、仕事も突然リモートワークにと、世界がロックダウンせざるを得なかった環境では、いつものワークアウトを簡単にスキップできたと思います。理想的な環境でもワークアウトは後回しにされがち。2020年においては、全く理想からは遠い状況だったと言えます。そのため、予想通り少しの期間、その現象が見られたのです。COVID-19が突如現れ、Garminユーザーも世界中の多くの人がそうしたように、どうしようもなくじっと待っていました。
Garmin Connectのデータが示すのは、ログに記録されたすべてのアクティビティと達成した成果です。その人の成果です。家から出れない?だからといって、ソファーに座りっぱなしということではありません。たとえテーブルを邪魔にならない場所に移動させてまでヨガマットを広げなくては行けなくても、その場所でしか走れなくても、それぞれ自分の身体を動かす方法を意図的に見つけました。自分自身だけでなく、周りの人の安全や健康をそれぞれの形で守りながら、Garminユーザーは自分自身でその形を確立したのです。ウェルネスを優先するその行動を、何度も繰り返し、環境に負けないように戦い続けました。
そして、ここからは激動の2020年、世界中のGarminユーザーが、それぞれの身体活動をどう変化させたのかを見ていきます。
より多くのアクティビティが記録された
2020年3月末から4月上旬の急上昇に注目してください。日本ではちょうど最初の緊急事態宣言発出直前のころ、すでに感染が拡大を始めていた各国では、人々の運動習慣が変化し始めたことが分かります。2020年は、2019年に比べてアクティビティの記録頻度が平均で5%増加していました。世界中ですべてが不確実に思え、世界各地では国や地域ごとの異なる危機的状況に面するなか、多くのGarminユーザーは自分の身体を動かすことが必要なことに気づきました。その気づきに沿い、Garminユーザーはこれまで以上にワークアウトをするようになったようです。
それまでしたことのなかったアクティビティに挑戦した
これを見ると、これまで行ってきたアクティビティとは違うものを行っているのが分かります。そこから始めることは全く問題ありませんが、家の中にインドアトラックを持っていたり、階段クライマーマシンを持っている人は多くないと思います。みんなにあるオプションがこの時期変わったのです。そして、Garminユーザーはそれを受け入れることによって、新しいアクティビティに挑戦するようになったと考えられます。自分のコンフォートゾーンから抜け出し、これまでやってこなかったエクササイズをより頻繁に行うようになっています。実際に、2019年に比べ2020年は8%も多くのGarminユーザーが、週に少なくとも2つのアクティビティを記録しました。#beatyesterdayの投稿からも納得です。
多くの人がウォーキングを取り入れた
家の中のような限られたスペースに生活が制限されることが多かった2020年は、自ら歩く意識をしなければいけませんでした。そして、多くの人が実際にウォーキングを行ったのです。Garmin Connectのユーザーは、2019年と比較して55%も多くウォーキングアクティビティを記録していました。
しかし現実は、ステップ数を稼ぐのは容易ではなかった
家にいると、歩数を維持することが難しくなることは否定できません。しかし、「隔離」や「ソーシャルディスタンス」という言葉が日常的に使われるようになるにつれ、ユーザーは新しいルーチンを見つけ始め、カウントされる歩数をまた増やし始めました。前年比では平均のステップ数は7.31%の減少が見られます。これは、通常であれば喜ばしい結果ではありませんが、ここでは環境を考慮することが重要になります。記憶にも新しいように、2020年は相当努力をしないと運動を維持することができない状況でした。それを考えると、この減少はとても印象的なカムバックだとも言えます。
アクティビティの記録も増えた
衝撃です。2020年は93%も多くヨガをした記録が収められました。多くの人が、ヨガのようにストレス解消やマインドフルネスを助けてくれるアクティビティが、2020年のような年には不可欠なことを悟りました。Garminを手首に装着することで、ヨガといえばダウンドッグのポーズしかしらない人でも、スキルや経験レベルに関係なく、常にヨガをガイドしてくれるツールとして使用することもできます。
筋力トレーニングが増えた
筋力トレーニングの記録を見ると、最初の落ち込みにも関わらず、その後の回復もあり、2019年にくらべ23%も2020年では人気があったと言えます。Garmin Connectのデータでは、新しいウエイトウェットを使用していたのか、ハンマーカールのように腕を動かし缶切りをしていたか(!)までは示すことができませんが、どちらにしても筋力トレーニングのデータ記録はこのように記録されました。
深呼吸する習慣を取り入れた
2020年3月中旬ごろから見られる呼吸法アクティビティの急増に注目してください。偶然?その可能性もありますが、そうではないと考えます。Garminウェアラブルのマインドフル呼吸は、意識を高めたり、ストレスの軽減、メンタルの鋭さの改善、仕事のパフォーマンスの向上、または睡眠前に準備をサポートすることができます。3つの異なった呼吸法テクニックは、安穏、調和、リラックス、そして集中といったこれまでにない以上に必要に思えたものです。この呼吸に関する機能は新しいため、完全な2019年のデータはありませんが、2020年のデータを見るだけでも1週間に1度でも呼吸法を取り入れたユーザーのストレスレベルがゆっくり、でも確実に下がっていくことが見て取れます。
世界各国での違いは?
世界各国でこのブログが読まれていることと思います。多くの人々が厳しい現状を目にし、その中で生活してきたことをみんながそれぞれ知っています。感染拡大が鈍化し、また悪化しと、制限がその時によってシフトされてきました。一部の国では長期のより厳しいロックダウンが実施されるあいだ、また別の国では国民はもっと自由に生活できていることもありました。上記の洞察はすべてグローバルのデータ全体に基づくものですが、世界の特定の国や地域の傾向を見ることも大事だと考えます。それに、ちょっと他国と競争していたくなりませんか?ウォーキング、ヨガ、筋力トレーニング、呼吸法の各アクティビティで、上位10か国をデータから抽出してみました。
このデータでは、いくつか外れ値があるにも関わらず、各国の傾向がほぼ同じことが示されています。これらは単なる統計データではありません。これらは世界共通で、国や地域の規制の違いがあるにも関わらず、世界中の多くの人が同じような障害に同じような方法をもって立ち向かった結果を示しています。フランスは、ヨガの重要性と効果にいち早く気が付いた国のように見えます。また、スペインにおいてはパンデミックが始まるあたりの時期、すでに筋力トレーニングが盛んになっていたことが分かります。
では、日本の結果を見てみましょう。驚くべきことに、日本は筋力トレーニングの実施率の変化が世界最大となっているのが分かります。呼吸法は、世界6位、ウォーキングに関しては9位となっています。日本の住環境では、筋力トレーニングが一番取り入れやすいということも言えるかもしれません。また、呼吸法に関しては、急増したあと少し落ち込むものの、横ばいか増加の傾向にあるということは、それだけ効果を実感した方も多かったのでしょうか?日本のGarminユーザーのみなさんも、制限のある環境下で自分にあったアクティビティを見つけ、また継続する努力をされた2020年だったのではないでしょうか?
Garminからのメッセージ
COVID-19の状況は、絶えず変化し続けています。住んでいる場所によっては、ロックダウンの延長となったところもあれば、徐々に外出の自由が戻りつつあるところもあります。これは、残念ながら私たちが予測または制御できるものではありません。しかし、その中で私たちができることは2020年に築いた健康習慣や運動習慣を2021年も継続し、さらにレベルアップさせていくことです。意図的にウォーキングを続けてください。そのキャットーカウストレッチを続けてください。ハンマーカールは新しいダンベル(それか、チキンヌードルスープの缶詰!)で。どうか自身の健康とウェルネスを優先してください!私たちGarminは、みなさんが#beatyesterday(昨日に打ち勝つ)されることに確信を持っていますが、目標や習慣を達成するためにヘルプが必要な時は、手首につけたGarminが必要なツールと機能でお手伝いします。